into the bu5h EP
大阪を拠点にDJとLIVEで活動するToru Ikemotoが初のアナログをリリース。
硬いキックとパーカッシブなシーケンスが作るグルーブが多彩なSEで展開していくパンピンなミニマルトラック、15such (original mix)。
B面にはオリジナルのループをベースに、トランシーなSEと走ったリズムを加わえフロア直球のテクノトラックに仕上げたUshishiによるリミックスと音数は少ないが厚みのある音圧と、細かく組み立てられた低音重視のTech Houseに仕上がったYusuke Nakamuraによるリミックスの2曲を収録。アジア唯一のアナログプレス工場である東洋化成でプレスされ、限定100枚でのリリース。

"into the bu5h EP - Toru Ikemto"は以下のお店で販売しております。
TECHNIQUE
FreestyleOnline
TICRO MARKET
Fired UP STUDIO


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Fired UP STUDIOにてDAWによるダンスミュージックの制作方法をレクチャーする"DANCE MUSIC WORKSHOP"を開催いたします。
今回はAbleton Live9を使用した初心者向けの内容となります。

参加ご希望の方はこちらからのページから申し込みください。
http://www.zusaar.com/event/10067003
info: Fired UP STUDIO 080-4745-0097(10:00〜20:00)


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2015年9月 8日

ただいまプレス中

into the bu5h EPのアナログ盤ですが、ただいまアジア圏唯一のレコードプレス工場の東洋化成さんにてプレス中です。
9月25日に完成予定なので、10月には発売できると思います。

2015年8月 4日

into the bu5h EP

Fired UP RECORDSの6番、今秋発売予定!
通算7枚目のアナログ盤になります。

大阪のToru Ikemotoのトラック、15suchにUshishi、Yusuke Nakamuraによるリミックスを加え3曲収録のEPとなります。

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into the bu5h EP
Toru Ikemoto

A side
15such (original mix)
B side
15such (Ushishi Remix)
15such (Yusuke Nakamura Remix)

Cat No. FRP006
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haquama に The epitome of our lives e.p. を制作するにおいて留意した点を解説してもらいました。

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The epitome of our lives e.p.


今回の楽曲はアナログレコードで鳴らした時が完成になると言うか、
マスター音源(CDDA、16/44.1)の段階では、まだ僕の意図に達してなかったりします。
代表的な理由としては、RIAA/逆RIAAによるブースト/カット、位相の微量遅延によるM/S感の違い、少なくとも1段は追加されるプリアンプのサチュレーションとかが考えられると思います。
当然聴く環境によって相当左右される作品って事にもなるんですが、
カッティングの立ち会いで聴いた時に狙った通り以上に音像が仕上がったので、ラッカーでのプレスも悪くないんだなぁ、とか思いました。
ぶっちゃけ、これまで何回か作ったアナログレコードの音質が悪いのは僕自身の制作レベルが低かった、って事が主因でした。
好き嫌いはともかく、ちゃんと論理的に考えて作るべきだったなぁ。


2003年に同じく福岡Fired UP RECORDSから出したレコードは、当時のテクノ/ハウスと較べてもキックの低音域が足りないって感想が多く、僕自身も「どうやって出すんやろ・・・」って思ったもんですが、単純に低域の少し上(キックの胴鳴り。アタックは5kHzとかですよね)の消え去る速度が遅かったんですね。多分、コンプの速度を限界まで小さくしてるからちゃうかと、リリースの設定が甘い上にゲートも使ってなかったんちゃうかと、アホかと。
あと、複数のサンプルで鳴らすのなら、周波数を倍音なりで揃えないと違う楽器って事になる時もあるので、単純に音が多くなる印象になる傾向が強いような。
当時は当時で面白がられた楽曲でしたが、たまたま重要な所が正解だったって感じです。


具体的なポイントとしては色々あるのですが、優先度が高いのを書いておきます。
40Hz以下と16~18kHz以上はfilterでカットする必要があります。かつ、低域に逆相を入れたり、速度の速い高域を入れたりすると問題ありありです。
(ディエッサーで抑えるべきポイント)
ピークは0dBでも問題ないってエンジニアも居てるのですが、RMSはpeakに対して-8dBくらいにしておく方が良いと思います。
M/Sのピーク値の差も出来れば-6~-8dBくらいにしておいた方が安全です。
上記は全てクリップノイズ若しくは針飛びの要因となります。BPMや回転数に依存するものでもあるし(周波数帯域とトランジェントの密度はまた別物だし)あくまで目安ですが。
僕以上に音像に対して真摯かつ厳しいSEKITOVA君のREMIXのマスタリングも相当に緊張しましたが、何とかギリギリまで情報をぶち込めたので、制限値の安全率を見直す事が出来て良かったなぁ、とも。
(えげつない逆相で、針が飛ぶんちゃうか、って思ってた)


聴いて頂く側にとっては、デジタルデータの方が便利良いだろうし、雑音も少ないのもあって、アドバンテージはデジタルデータの方が上じゃないかな、とは思います。
僕自身も普段はアナログで音楽を聴く事が少ないのと、移動中なんか320kbpsのmp3だったりするし、bit/rateに関してはその程度の精度で日々過ごしています。
それを踏まえた上でも、アナログレコードで音楽を聴くと、やっぱりサンプル周波数が埋まる感じが良いですね。
埋まる感じと言うか、デジタルフィルタのFIRやIIRであるとか、関数の次数であるとか、カルマンとかウィーナーフィルタリングとかも含まれるのかな?平たく言うと非線形の想定。
元データが16/44.1でも高性能なDAと設計誤差が少ないLPF&増幅器を包括したDACであれば、何か知らないけど滑らかに聴こえたりするのはオーバーサンプリングして整形したりしてるわけで、それで各々が思う「これなら許せる」って性能が最適化されていくわけですね。
自然界に完璧な物は存在しないのに、デジタルみたいな有限な物が完璧な訳がないです。
現状はプログラムより機材より、変数の桁数を無制限と仮定した数式の方がよっぽど完璧です。
まぁ、今回の楽曲に限って言うなれば、プリマスターデータはそのままCDで聴くような物として作ってないです。アナログで狙った表現が出来るようなデータになっています。


余談ですが、DA時のフィルタは0次フィルタみたいなガッタガタの階段上になってないと、僕の好みの音になりませんし、好みの音楽も聴けません。
ホント好みの話なので、人はどうか知りませんが、クラシックであろうとジャズであろうと、やや歪んだアタック感が出てないと、かっこいい音楽と思えないんですよね・・・。


仮定になるので、誰か解析班、と言いたい話ですが、CD(元は点情報)からDA変換されて(線形情報に変わる)コンソールに入力された情報はカッティングマシンの針の先に振動として変換される訳です。で、CDと同期してる訳でもないので、必然的に回路を通るたびにいちいち遅延なりの誤差が発生します(遅延が発生してないのならば、周波数に依存する信号が音速を超えたって話になるので、今直ぐ過去にワープして、天災からの被害を最小限に食い止める方が良いです、もしくは最初から聴こえてる音は録音機に一度バッファして再生したのでした!アタック部についてはほんのすこし速送りしてました!系のマジック)凄く乱暴に言うと、CDのマスターとアナログレコードのラッカー盤は「全く異なる情報」になるんです。劣化は必然。周波数帯域上、音質が向上するって事はあり得ないです。
ただ、サンプリング周期は理論上0秒なんす。遅延が発生しているってのは、色んな所に蓄電されていると言う事になります。さて、これをどう捉えるか。


個人的感想を述べるとするなれば・・・
僕が今まで作ってきた楽曲で最高の音質である事は間違いないのですが、
今回のアナログレコード自体は、「過去よりマシに聴こえるかなぁ、うん、音は悪くない」程度のものです。
最初スタジオ(東洋化成)で聴いた時は「うっへぇ、思ってた以上の出来や」とか
思ったりもしたのですが、色々聴き比べてみると、やっぱりまだ理想には程遠い。
昔聴いたSteve Bicknell/Lost Recordings #4に比べたら質感処理とか、まだまだ詰めれると思いました。
Nilesh Patelやthe exchangeは、やっぱすげぇっす。
昨今効率化が至る所で問われますが、伝統を守るのも一つの効率化、なんでしょね。
Nilzに関しては2011年に亡くなられているので、会うことすら出来ないしなぁ・・・。
あ、DJ Suemeが入稿しに行く時のエピソードが好きです。
・・・しまった、こちらも故人。
興味がある人は1990年代にthe exchangeが手がけたアナログレコードを聴いてみて下さい。そこそこの電圧が出力される針を使って、なるべくなら部屋の中の他の音をなるべく消して、部屋の中で残響しない程度の音量で聴いてみるのも贅沢な時間の使い方と思います。(とか言うてると、ブレイク明けを狙ったかのように埃で針が飛んで激萎えるんですが)


まぁ、そんな訳で、僕自身も視聴環境に自信がある訳でもないので、結論は皆様にお任せしますね。
で、マスターデータに興味を持たれた方は、レコードをご購入後こっそり僕宛にご連絡下さいませ。
Fired UPはアナログレコード専門レーベルですからね!


今回レコードを作るにあたり、参照したサイトなど。
http://www.recordingmag.com/resources/resourceDetail/114.html
http://www.paulloebmastering.com/mastering-for-vinyl/
http://gottagrooverecords.com/vinyl-mastering/
http://www.mathworks.co.jp/help/signal/ug/special-topics-in-iir-filter-design.html
http://www.emusician.com/how-to/1334/mastering-vinyl/39228
http://www.customrecords.com/prepare_music_for_vinyl_record.html

Fired UP RECORDSとは?

私達は福岡を拠点に活動するインディーズレーベルです。
主にテクノ、トランス等のダンスミュージックを12インチのアナログ盤にてリリースしています。
2002年の10月に設立し2005年まで5枚のレコードをリリースしました。
その後、9年間の休止期間を経て2014年にテクノ、ミニマルのレーベルとして再びリリースを再開しました。
2013年よりダンスミュージック制作のためのレンタル音楽スタジオFired UP STUDIOの運営も行っています。